中国・広州の治安は大丈夫?現地で安全に過ごすための8つの注意事項!

中国・広州の治安は大丈夫?現地で安全に過ごすための8つの注意事項!中国留学・移住

中国は治安が悪そうと不安な人いるかもしれません。筆者は広州に住んで3年目になりますが、決して治安は悪くなく、危険な目にあったことはありません。ただ、トラブルに遭わないように気をつけていることがいくつかあります。

そこで今回は、現地在住の筆者が、広州へ来る前に知っておきたい治安情報やトラブルの現状、そしてネット規制問題などを詳しくご紹介します。

 

中国・広州の治安は大丈夫?現地で安全に過ごすための8つの注意事項!

 

1. 車の運転が荒い

車やタクシー、バスの運転は荒く、スピードを飛ばします。渋滞も多いので、車の間をどんどんスリ抜けていこうとします。車の運転は避ける、タクシーに乗る時はゆっくり走ってもらうようにしましょう。

なお、中国のバスは、お客が乗車後すぐ発車しますので日本のような感覚で乗ろうとすると転倒しそうになります。乗るときは手すりをしっかり掴み、走行が落ち着いてから座席に着くようにしましょう。

2. 気をつけた方が良いエリア

盗難に特に注意したい場所が、広州駅と三元里エリアです。広州駅は人が多くスリ被害が多いです。特に気をつけておきたいのはスマホの盗難です。広州では至る所に携帯屋さんがあるので、盗んで売る人が多いです。置き引きはもちろん、歩きスマホのひったくりにも気をつけてください。手持ちのバックを前にする、チャックつきのバックを持つなど予防対策をしっかりしましょう。

なお、三元里エリアは黒人街と呼ばれるアフリカ人が多いエリアです。昔は犯罪が多かったようですが今は落ち着いてきました。雑貨屋、アフリカ人向けのレストランなどがあり、面白いところですが、夜は街灯も少なく人通りも減るので、路地裏や暗い道は念のため避けてください。

3. 偽札

多くはないですが、偽札が出回っています。筆者もタクシーに乗った時に、細かいお金がなく100元札を払うと、見えないところで偽札とすり替えられてしまった経験があります。本物と偽札の区別は難しく、2枚並べて見てようやく気づくくらいパッと見だとわかりません。

対策としては、空港近くや銀行など信用できるところ両替をして細かい紙幣を準備しましょう。タクシーやローカルのお店などでは、100元札を払う前に紙幣を上にあげ、すかせて見て偽札かどうか確認する動作をしましょう。そうすることで、この人は偽札を警戒していると思わせ防ぐことができます。また、偽札かわかるペンライトも販売されていますので、そちらを購入しても使用しても良いと思います。

 

 

4. 食あたり

中国の言葉で「食は広州にあり」という言葉あるほどご飯が美味しいです。広州料理と言えば飲茶ですが、広州料理以外にも色々な地域の中国料理が集まる場所でもあります。食あたりにならないように注意をしてもらいたいのが、水、油、辛い料理です。

まず、お店で出てくる水ですが、広州ではほとんどのレストランで水ではなくお茶を出す習慣があるので。こちらは心配することは少ないです。たとえ水を出す所でも広州の人々はあまり冷たいものを飲まないので、一度煮沸した白湯を出すレストランが多いです。

また、中国料理には、火鍋を始め、香辛料がたくさん入った辛い料理が多いです。神経質になる必要はないですが、辛いものに強い人以外は食べ過ぎに注意してください。

そして、一番気をつけほしいのは油です。特にローカル料理の揚げ物の油は古いものを使っていたり、体に合わなかったりします。筆者もお腹を壊したことがあります。出張のときや体調があまり良くないときは控えることをおすすめします。

5. 英語が通じない

広州では英語が全く通じないと思ってください。タクシーや電車の切符売り場などでも英語は通じません。筆者も最初は苦労しました。特に数字が通じないのは大変です。対策として、翻訳アプリを使えるようにしておく、指差し会話帳を持つ、簡単な中国語をメモするなどで準備をしましょう。もし本当に困ったら紙に書いてもらうようにしましょう。数字がわかることはもちろん、漢字を使うことで相手も自分も理解できる場合があります。

6. タクシーは助席に乗ろう!

タクシーでは、さまざまなトラブルが起こります。例えば、外国人だとわかる運転手がタクシーメーターをおろさないことや、乗る前に高額の値段を言ってきます。(雨の日や渋滞のときには、現地人にすら被害に合います)

また、よく聞くのは、スマホや荷物などを取られるということです。手口としては、まず広州のタクシーには運転席と後部座席の間に柵があります。後部座席から場所を教えるために携帯を運転手へ渡したらそのまま取り上げ、返してもらおうと一度車を降り運転席に向かうとすると、なんとその瞬間車を発進させ荷物やスマホを取り上げるという手口です。

そこで筆者のおすすめ対策は、一人で乗る場合必ず助手席に座ることです。場所を教えるときに携帯も見せやすく、かつ盗難被害を防げます。また、上記で紹介した偽札問題を防止することもできます。多くの中国人も助手席に乗っています。

7. 反日問題

広州は北京や南京と比べて反日感情は高くありません。お店やタクシーなどで「どこの人か?」と聞かれて「日本人」と答えても、冷たい態度を取ったりサービスが悪くなったりすることはほとんどありません。特に若い人たちは日本が好きな人が多いようで、アニメの話などをよくしてきます。

ただ、8月の抗日戦勝、10月の国慶節のときはニュースなどで反日問題が報道されるので注意が必要です。訪問する前にニュースをチェックするようにしましょう。また、そういう時期には大きな声で日本語を話さないようにしましょう。見た目だけでは日本人か中国人かわからないことが多いので、それは良い所として使いこなしていきましょう。

8. Google、SNS、LINEが使えない

これは治安とは少しずれますがご紹介します。広州だけでなく中国の話でもありますが、現地ではGoogle、SNS、LINEを使うことができません。Googleが使えないということはネット検索が難しくなります。2017年まではヤフーが使えたのでが現在はそれも使用できません。Facebookも使えないので家族や友達と連絡を取るのが大変です。

そこでおすすめは「VPNアプリ」をダウンロードしておくことです。VPNアプリはネットの通信を海外経由にすることができるので、中国政府の規制を受けなくなり、Google、SNS、LINEが使えるようになります。ただ、中国に入国するとVPNがダウンロードできないということがあるので、日本にいる間に必ずダウンロードし準備しておきましょう。

 

 

まとめ

いかがでしたか?
広州は比較的治安の良い都市です。ただ、上記で紹介したことを事前に知っていることで危険を予防できると思います。あなたの旅が楽しいものになるよう、翻訳アプリをダウンロードし、さらにそれを使って通信できるようVPNアプリをダウンロードし準備しておきましょう。あなたの広州の旅がさらに楽しいものになりますように!

 

中国・広州の治安は大丈夫?現地で安全に過ごすための8つの注意事項!

1. 車の運転が荒い

2. 気をつけた方が良いエリア

3. 偽札

4. 食あたり

5. 英語が通じない

6. タクシーは助席に乗ろう!

7. 反日問題

8. Google、SNS、LINEが使えない

 


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