中国にも花粉症はある?在住経験者に聞く6つの現地事情!

中国にも花粉症はある?在住経験者に聞く6つの現地事情!中国人

多くの日本人が苦しむ花粉症。何を隠そう筆者自身も、毎年2月から4月頃にかけて花粉症に苦しめられている1人です。では日本のお隣の国、中国ではどうでしょうか?中国にも、花粉症はあるのでしょうか?今回は、在住経験者だからこそ知る、花粉症に関する現地事情についてご紹介します。

花粉症以外にも、中国で気を付けたいアレルギーについて併せて解説していきますので、これから中国に駐在予定の方、旅行や留学を考えている方はぜひ読んでみてください。

 

中国にも花粉症はある?在住経験者に聞く6つの現地事情!

 

1. 日本で花粉症を引き起こす植物は?

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一口に花粉症と言っても、ブタクサやヒノキなど、花粉症の症状を引き起こす植物はたくさんあります。でも、日本で花粉症といえば、スギ花粉症がその代表格ではないでしょうか?

日本では昔から、杉やヒノキは建築材料になるとして、山間部に植林されてきました。なんと室町時代から植林による造林が行われてきたとのことです。

第二次世界大戦後は、住宅用の建材としての需要が高まったため、これらはさらに大量に植林されることとなりました。ちなみに、農林水産省の資源量のデータによると、杉の資源量は、ヒノキの約4~5倍だそうです。つまり、杉の方がヒノキより多く植えられているということ。だから、杉花粉の方が多く飛散するのですね!

これにより、日本では花粉症といえばこの杉花粉症を指すことが多いのです。

2. 中国にも花粉症はあるの?

結論から言って、中国では杉花粉症はメジャーな花粉症ではありません。日本では、住宅の建築材といえば木材が一般的ですが、中国では個人向けの住宅建築にレンガが使用されることが多々あります。

そういった事情もあり、中国は日本のように全国各地の山間部に杉が植えられている、といった状況にはないのです。もちろん鼻炎や目のかゆみ等のアレルギーの症状を持つ人はいますが、多くは杉が原因のものではありません。気温の寒暖差や、ハウスダスト、動物アレルギーなどによって引き起こされることが多いようです。

筆者自身、花粉症が辛い時期に中国の上海に渡航したことがありますが、現地に着くといつの間にか症状が無くなっていました。同僚でやはり重い花粉症に苦しんでいる方がいましたが、その方も北京に駐在になってからは、毎年のあの辛い花粉症が嘘のように無くなったそうです。

やはり、杉花粉症は日本特有の国民病のようです。

3. 中国特有のアレルギー事情① 【大気汚染】


杉花粉症の心配が無いからといって、安心してばかりもいられません。中国には中国で、気を付けたい特有のアレルギー事情が存在しています。

その一つが、日本でもここ数年話題になっている大気汚染です。大気汚染の原因物質として、PM2.5の微細な粒子の存在が挙げられますが、これが体内に取り込まれると、元々持っているアレルギーが悪化することがあるというのです。

中国では、例年冬場に大気汚染が悪化する傾向にあります。中国政府も何とか大気汚染を改善しようと努力はしていますが、未だに大気汚染は発生しています。その時期に渡航される方は、マスクを持って行くなどの対策が必須です。

 

 

4. 中国特有のアレルギー事情② 【黄砂】

中国にも花粉症はある?在住経験者に聞く6つの現地事情!黄砂

毎年春になると中国内陸部の砂漠地帯からやってくる「黄砂」も、大気汚染を引き起こす原因の一つです。黄砂がやってくると、ひどい時には目を開けていることすらできません。私自身は、そこまでひどい黄砂は経験していませんが、北京留学時に、黄砂の影響により町全体が黄色っぽく霞んでいるのを目撃したことがあります。

この黄砂は、飛来途中で、大気汚染物質をたくさん取り込みながらやって来る、と言われています。したがって、黄砂の時期にも元々の持病のアレルギーが悪化することがありますので、注意が必要です。

黄砂は春先にやって来ることが多いため、前述の大気汚染の対策とも合わせて、晩秋~初春の間は、外出時にはマスクをかけた方が無難でしょう。

5. 中国特有のアレルギー事情③ 【柳絮】

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中国ならではのアレルギーとして、柳絮によって引き起こされるものが挙げられます。

まず、柳絮とは何かについて、説明していきたいと思います。「柳絮(リウシュー/日本語ではリュウジョと読みます)」は「杨树(ヤンシュー)」と呼ばれる木々が出す、綿状の種子のことです。杨树(ヤンシュー)を日本人がイメージする際、ポプラのような樹木、と思っておけば良いでしょう。その綿状の種子が、4月頃になると一斉に空中に舞い出し、まるで雪が降っているかのような光景が繰り広げられます。

見た目は美しいこの柳絮ですが、人によっては皮膚に触れると、赤みが出たり痒くなったりすることがあるそうです。また、鼻や気管に入っても、アレルギー症状を引き起こすことがあります。アレルギー体質の人や呼吸器系が弱い人などは、気を付けたい植物の一つです。

6. 中国特有のアレルギー事情④ 【アルコール】

なぜここでアルコール?と思われる方もいらっしゃるかもしれませんが、アルコールも、中国で気を付けたいものの一つです。

というのも、中国の宴会というのは、「乾杯」の連続。ちなみに中国語で「乾杯」は「干杯(ガンベイ)」と書き、文字通り一気に杯を干すことを指します。ちなみに、ここでお酒を残すことは相手の面子を潰す行為になるため、1滴残らず飲み干さなければならない、とされています。

そのため、日本人ビジネスマンの中には、相手に失礼がないようにと無理してお酒を飲んだために、急性アルコール中毒で亡くなる方もいらっしゃいます。

中国の文化とはいえ、大事な命を失わないためにも、アルコールに自信の無い方は、事前に先方に「アルコールアレルギーがある」旨を伝えておく必要があります。

 

 

まとめ

筆者が中国人の知人と話をしていた時、「ここ数年ね、昔と比べて周囲でアレルギーを持つ人が増えている気がするのよ。季節の変わり目は特にそう。私の夫も、アレルギーで苦しんでいるわ」と言っていました。確かに杉花粉症こそありませんが、中国にも気を付けたいアレルギーは存在しています。

特に、柳絮や大気汚染など、日本では思いもよらないところからアレルギー症状が悪化してしまう、ということがあり得ます。特に、「暖气(ヌァンチー)」と呼ばれる集中暖房が稼働しだす11月から、黄砂や柳絮が飛散する次の年の4月頃までは、大気の質がよくありません。これらの時期に中国に行く際には、マスクや目薬などを持って行くと、現地で役に立つことと思います。

もちろん現地にもアレルギーの薬は売ってはいますが、日本と比べると効き目が強すぎたり、人によっては体に合わない、ということもあり得ます。日本から使い慣れている薬を持って行くのがお勧めです。

この記事を読んで、これから中国に行く予定のあるあなたのお役に立てれば幸いです。

 

中国にも花粉症はある?在住経験者に聞く6つの現地事情!

1. 日本で花粉症を引き起こす植物は?

2. 中国にも花粉症はあるの?

3. 中国特有のアレルギー事情① 【大気汚染】

4. 中国特有のアレルギー事情② 【黄砂】

5. 中国特有のアレルギー事情③ 【柳絮】

6. 中国特有のアレルギー事情④ 【アルコール】

 


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