中国に梅雨はあるの?在住経験者に聞く7つの特徴!

中国に梅雨はあるの?在住経験者に聞く7つの特徴! 中国留学・移住

日本の多くの地域では、例年6~7月にかけて梅雨の時期がありますよね。農作物用や飲料水など、生活に必要な水を提供してくれる恵みの雨である一方、「洗濯物が乾きにくい」「お出かけするのに不便」など、梅雨の時期ならではの困りごとも多々あります。それでは、お隣の国、中国には梅雨はあるのでしょうか? また、あるとすれば、一体何月が梅雨の時期にあたるのでしょうか?

今回は、そんなあなたの疑問にお答えするべく、中国の梅雨事情についてご紹介していきます。中国に旅行や出張、留学や駐在に行かれる方は、ぜひ参考にしてみてください。

 

中国に梅雨はあるの?在住経験者に聞く7つの特徴!

 

1. そもそも、梅雨はどうしてあるの?

梅雨のある・なしは、地理的な条件と深く関わってきます。そもそもですが、どうして毎年梅雨の時期があるのでしょうか?それは、冷たいオホーツク海気団と、暖かい小笠原気団がぶつかり合うことによって、その境目に梅雨前線ができるからなのです。

オホーツク海気団の勢力が強いうちは、梅雨前線は南の方にありますが、小笠原気団の勢力が強くなってくると、だんだん梅雨前線が北上してくる、という仕組みです。日本では、よく北海道に梅雨が無い、などと言われますが、それは、北海道まで到達する前に梅雨前線の勢力が衰えてしまったり、消滅してしまったりするからなのです。

2. 梅雨がある地域って中国のどこ?


上記を踏まえて考えると、この梅雨前線の影響を受けるのは、中国でいうと沿海部、その中でも特に長江よりも南だと言われています。つまり、北京やハルビンなどの中国北部や、新疆ウイグル自治区などの内陸部では、梅雨の時期はありません。筆者が北京に留学していた際にも、梅雨の時期が無いまま5月頃からいきなり夏に突入してしまったような感覚でした。

ただ、上海や広州は日本と同じように梅雨があります。上海の梅雨の時期の降水量は東京とほぼ同じですので感覚が掴みやすいですが、上海よりもさらに南の広州では、同時期の東京と比べて約2倍の降水量があります。また、広州の方は6月の平均最高気温も30℃以上と、東京よりもさらに蒸し暑い梅雨となりますので、少し注意が必要です。

3. 梅雨がある地域は、いつからいつまでが梅雨?

先ほど、上海や広州などの、長江以南の沿海部には梅雨の時期があるとお伝えしました。それでは、具体的な梅雨の時期は、一体いつからいつまでなのでしょうか?

南北に長い日本では、沖縄は5月から6月にかけて、東京などでは6月から7月にかけてが梅雨の時期と、地域によって一ヶ月くらい梅雨入りと梅雨明けのタイミングに差があります。それと同じように、国土が広い中国でも、梅雨の時期には地域差があります。広州などの南に位置する都市は4月から6月にかけて、梅雨前線の北限に近い上海では、日本と同じように6月から7月頃にかけて梅雨がある、と言われています。

 

 

4. 『梅雨』の由来とは?


日本語でも中国語でも、梅雨は漢字で「梅雨」と書きますが、その由来は一体どこから来ているのでしょうか?

この梅雨と言う言葉は、古代中国で生まれたと言われています。なお、当時は「梅の実が黄色く熟す頃に降る雨」ということで「黄梅雨」と呼ばれていました。

なお、中国語では梅雨は「梅雨(メイユー)」と読みます。この「メイユー」は、「霉雨(メイユー)」と同じ発音です。実は、「霉(メイ)」というのは中国語で「カビ」のこと。この長雨が降り続く時期にはカビが生えやすくなるので、昔は梅雨の事を「霉雨(メイユー)」とも書いていたそうです。

5. 梅雨の時期に気を付けたい病気

しとしとと雨が降り続く梅雨の時期は、ただでさえ気が滅入りますよね。中国では、この時期に注意した方が良いと言われている病気があります。

例えば、腰痛や関節痛。日本でも、雨の日に古傷が痛む、などと言われていますよね。中医学の観点からは、じめじめとした湿気がこれらの痛みを引き起こすと言われています。また、この時期に気を付けたいのが胃腸炎。高温多湿の気候は、食べ物を傷みやすくします。

梅雨の時期であっても、これらの病気に気を付けながら、なるべく健康に過ごしたいですね!

6. 中国ならでは?雨具いろいろ

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日本では、雨具と言えば傘かレインコートが思い浮かびます。ですが、中国には、日本とは少し違う雨具もあります。

例えば、バイクや自転車用のレインコート。これは、通常のレインコートよりもたっぷりしたサイズになっていて、座席部分やハンドル部分など、バイクや自転車全体をすっぽりと覆うことができるのです。ちなみに、同乗者も一緒に覆えるタイプもあります。ただ、あまりにも裾が長すぎて、タイヤに絡まり転倒してしまうという事故も起きています。

また、形が非常に印象的なのが、「飞碟帽伞(フェイディエ マオサン/UFO帽子傘)」「飞碟伞(フェイディエ サン/UFO傘)」などと呼ばれるカッパと傘が合体したような特徴的な形の雨具です。筆者自身は中国で実際に見かけたことはありませんが、中国のネットショップなどを見ると、このような商品が販売されているようです。

7. 梅雨の時期に中国に旅行するなら、どの地域が良いの?

先ほど『梅雨がある地域って中国のどこ?』でご紹介したように、中国の北部や内陸部では梅雨はありません。なので、梅雨を避けて観光を楽しみたい方は、北京やハルビンなどの都市を旅行されるのがおすすめです。ただ、北京などは梅雨が無い分一気に気温が上がり、6月でも昼間は30度以上となることもしばしばです。

また、この時期は紫外線なども一年の中で最も強くなります。筆者自身、北京で紫外線アレルギーを発症し、顔中が赤くなってしまったことがありました。この時期に北京に行かれる方は、必ず日焼け止めクリームなどの対策をされることをお勧めします。

中国のアレルギー事情は以下で特集していますので、合わせて読んでみてください。

中国のアレルギー事情!在住者に聞く7つの特徴!
どこに住んでいてもアレルギー症状は不快で厄介なもの。それが中国で発症したら、皆さんはどのように対応されますか?今回は、現地在住の筆者が、中国のアレルギー事情と実際に住んでみて学んだ対策についてご紹介します。

 

 

まとめ

いかがでしたか?
梅雨を通して、日本と中国の違いなども垣間見れて興味深いですね!じめじめとした梅雨の時期は嫌なものですが、逆にその時期ならではの中国を見られるチャンスでもあります。中国の状況を理解した上で、楽しく安全に梅雨の時期を過ごしたいですね。

 

中国に梅雨はあるの?在住経験者に聞く7つの特徴!

1. そもそも、梅雨はどうしてあるの?

2. 梅雨がある地域って中国のどこ?

3. 梅雨がある地域は、いつからいつまでが梅雨?

4. 『梅雨』の由来とは?

5. 梅雨の時期に気を付けたい病気

6. 中国ならでは?雨具いろいろ

7. 梅雨の時期に中国に旅行するなら、どの地域が良いの?