中国人嫌いに見られる7つの苦手な理由とは?

中国人嫌いに見られる7つの苦手な理由とは? 中国文化

中国の皆さんと友好関係を築いている筆者にとって、中国や中国人が苦手という方を目の当たりにすると、いつも残念に感じます。そこで今回は、中国人が嫌いな方や、中国人が苦手と仰る方に、是非読んで頂きたい内容をご紹介させて頂きます。

嫌いと感じる理由をできるだけ丁寧に解説しますが、筆者がお伝えしたい真意は、その反対側にある「嫌いにならないで頂きたい」という想いです。

 

中国人嫌いに見られる7つの苦手な理由とは?

 

1. メディアの報道で中国に悪いイメージがあるから

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中国のことを反日国家だと思っておられる日本人の皆さんが多い様に筆者には感じられます。その最たる原因は、メディアの報道にあると思っています。

根本的に中国は共産党一党独裁国家ですから、資本主義であり自由主義国である我が国とは相容れない考え方を持っている国家であることは間違いありません。ですから、第二次世界大戦後の様々な局面で、政治的外交的に両国の主張が激突する場面が多々あったのも事実です。中国国内で大規模な反日デモがあったこともありました。

筆者は上海で大規模な反日デモの発生した時に駐在員として上海に居住していましたので、その時の街の現状と、日本で報道されたデモの実態との落差を良く知っています。デモがあった事実を報道する事は必要ですが、その原因や実態がつぶさに分析・検証されていないセンセーショナルな報道であると強く感じました。その後も、日本のメディアで取り上げられる中国マターについて、大手メディアの報道を見る限り、実態に即していない面を多々感じています。

中国は自由主義国家ではありませんから、国民に政治的な自由はありません。世界に報道される大規模な政治的デモなど、自由に起こるべくも無いのです。つまり「反日」という概念や表現は、多くの場合、都合の悪い場面で、政治的に利用されていると考えるのが常識的な判断です。

ですから、反日国家なので多くの国民も反日だと自動的に思うのは間違っています。政治主体は反日思想を国民に行動化させる事もありますが、多くの一般国民は、自分の生活が精一杯で、日本の事など日々考えて生活していません。むしろ、日本の現代文化や流行をいち早く取り入れるなど、とても親日的でさえあります。国家=共産党という中国が反日的な行動をする事を、必然的に反日国民の総意だからと考えないで頂きたいのです。

筆者は長く中国で仕事をして来ておりますが、反日だという方に一度もお目にかかったことはありません。共産党員の国民もいますし、ある時期教育現場で反日思想を受け付けていましたので、反日と思想する国民がいることを否定するものではありませんが、大半の国民は我々日本人と同じ普通の穏やかな人たちである事こそご紹介しておきたいのです。

2. 大声で話してうるさいと思っているから

各地で中国からの観光客の来日が増加している事から、中国の皆さんにお目にかかる機会が増えています。中国に行った事が無い方でも、日本にいながらにして中国の皆さんに接する機会が増えている事実があります。

ですので、必然的に中国人グループの言動にも目が行ってしまいます。色んな発見があると思いますが、話し声が大きいという事実に気がつく方も少なくないでしょう。中国の皆さんに慣れている筆者でさえも、中国の皆さんの話し声の大きさには閉口することがあります。

確かに日本人よりも大きな声だと思います。何故なのかは合理的な理由が見つけられないのですが、現代中国人だからという説明が成り立つのではないかと思っています。悠久の歴史を有する中国には、古くから幽玄な文化が育まれて来ました。絵画、書、文学、詩、建築、お茶、音楽など、日本にも伝えられた多くの優雅な中国文化と、現代中国の皆さんの声の大きさとの間に、筆者には接点が見つからないのです。

私見ですが、声の大きさは、あくまでも現代中国人特有の国民性だと思うのです。1にも書いておりますが、中国には政治的は自由がありません。選挙もありません。政府の政治行動に異を唱える事ができません。自由主義国の我々には理解できない抑圧が日常にあるのです。

市井の中国の皆さんの生活を見ていると、抑圧されているなどとは思えないくらい大らかに感じますが、大らかに感じる国民性そのものが政治的に抑圧されている事の裏返しだと思うのです。声に出せないストレスを、日常生活で紛らわしているうちに、次第に声が大きくなってしまったのではないかと考えています。

そもそも話し好きな国民性に輪をかけている原因が自由を許されていない抑圧だと考えています。日本のことわざにもある「旅の恥はかき捨て」と同様に、来日した中国人観光客の皆さんは、抑圧から解放されて余計に話し声が大きくなっていると感じます。将来自由主義国になれば、中国のみなさんの声も落ち着いていくのだろうと思えるのです。

3. 信号を守らないなどマナーが悪いと思っているから

来日中国人観光客の行動を見ていると、信号が赤でも渡ってしまうなど、マナーの悪さに気がつきます。ゴミを平気で捨てる。列に並ばない。2で書いた声の大きさも含めて、マナーが悪い外国人として、中国の皆さんの事が苦手になる方も多いのではないでしょうか。

確かに、日本人や先進国の国民に比べると、マナーの悪い方が目立ちます。しかし、ここでも筆者は悠久の歴史を有する優雅な文化国家であった中国を思い返すのです。共産主義国家になる前の中国、数千年前の中国は、果たしてマナーの無い国だったのかと。そうではなかった筈だと思うのです。

第二次世界大戦後、共産党一党独裁国家になり、初代国家主席の毛沢東によって行われて「文化大革命」によって、それまでの悠久の歴史を有した、様々な概念や文化が破壊され「共産党のみを称える国家」になった事で、あの文化国家だった中国からマナーも消え去ったのではないのか。これも私見ですが、そう考えているのです。

そうでなければ、悠久の歴史と文化を創り上げた中国が、マナーのわからない国家になっている事実を説明できないのです。

 

 

4. 爆買するなど価値がわからないと思っているから

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沈静化したとはいえ、来日された中国人観光客の皆さんの日本での購買の様子について、「爆買」と揶揄された事をご存知の方も多いのではないでしょうか。

来日して、多くの日本製品を購入して帰国してくれるのですから、わが国にとってはとても大事なお客様なのに、筆者には「爆買」という言い方には常々悪意を感じています。「ちょっと経済発展したからって、成金の様に買い漁っている国民」というニュアンスがあるからです。中国はまだまだ後進国だという上から目線を感じてしまうのです。

しかし、日本だって同じ道を辿って来ており、海外での日本人の購買の様子は欧米諸国から揶揄されたものです。我々の日常を振り返っても同じです。思いのほかボーナスが出た時など、衝動買いで高額商品を購入した経験は多くの皆さんがお持ちでしょう。

経済成長した国の皆さんが、来日して日本製品を購入してくれている事実は、素直にありがとうと言うべき現象ではないでしょうか。

5. 平気でコピーをするから

中国はコピー天国と言われる事があります。知的財産権に対する認識、知識、法制度、罰則規定が、まだまだ遅れている事から、知的財産権として保護される事柄が守られていないからです。改革開放政策により、外資企業がこぞって製造拠点を設け、世界の工場と呼ばれて久しいですが、外資企業は様々な製造コストの削減を果たす一方で、多くの企業が知的財産権を侵害される経験もする事になりました。

かつては路上でも多くの外国映画やドラマのコピーDVDが格安で販売されていたり、著名ブランドの製品が箱や保証書までコピーされて格安で販売されたり、輸出されたりしていました。現在は表向きは街中から消えていますが、ネット上でも真偽の定かではない商品が容易に発見できます。確かにこれは不公正な事であり、国家としてはまだ未成熟な面が否定できません。WTO加盟国なのですから、知的財産権についての法規制を確立して欲しいと願っています。

中国の現状を肯定する訳ではありませんが、かつては日本でも多くの模造品が製造販売されて、メイドインジャパン製品は粗悪で模造品と諸外国から指摘されていた時代もあったのです。時代が少し違うだけで、わが国と同じ歩みもしている中国を、全て嫌悪感だけで判断する事は正しいとは思えません。

中国は、いにしえよりあまたの文化を日本に伝来してくれた先生です。時代が移り変わり、進み方に若干差が有るだけで、単視眼的に判断する事ではないと筆者は考えています。

6. 謝らないから

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中国の方とお付き合いをした事がある方であればおわかりになると思いますが、中国の皆さんは日本人に比べて謝ることをしません。比較論になりますが、逆に日本人には謝り過ぎる国民性があるので、より中国の皆さんが謝らない国民性だと強く感じてしまう節があると思います。

日本人は、謝罪している訳ではないのに「すみません」と言う単語を多用します。また、誰に何を謝っているのかわからない企業の謝罪会見を見る機会も増えています。日本人は、とりあえず謝っておけば、周りの空気が和み、事が上手く運ぶと考える国民性があります。和を大事にし、周囲に波風を立てたくない国民性と言うこともできます。

中国の皆さんの国民性は、この日本人の国民性とは違うのです。明確な悪事は謝罪するが、それ以外は先ず自己の正当性を主張するという国民性なのです。確かにこの言動は嫌われ易いと言えるかもしれません。一方で、何に謝っているのかわからない日本人を、諸外国の皆さんが肯定している訳でもありません。自己主張しない事が和を乱さない事に繋がると日本人は考えていますが、主張をしない事は物事をわかり難くすると考える国民性の国々は多いものです。

謝りたがらない国民性と、謝りたがる国民性という両極端な国民性の違いから、中国に対して嫌悪感を覚える日本人が多い事は理解できますが、諸外国から見た日本人に対するわかりづらい面も振り返る必要があると筆者は考えています。

7. 尖閣諸島や南シナ海の海洋権益を脅かしているから

中国の一体一路政策、海洋権益に対する行動は、一概に肯定できる事柄ではありません。中華思想国の、共産党政権が推し進める政策なので、多くの自由主義国的観点からは多くの問題をはらんでいるのは事実です。ここで考えて頂きたいのは、この政策行動が、中国の一般国民の行動と須らく合致している訳ではないという事です。

一党独裁国の政策は、中国一般国民の想いと乖離している事が多々あるという事実を理解する必要があります。つまり、中国の政治と、中国の一般国民を切り離して考えて頂きたいのです。何度も申し上げていますが、中国は一党独裁国家で、国民は政府に異を唱える事ができない国です。自由主義の日本で生活している我々には想像できない抑圧性がある国家なのです。

ですから、中国の政策行動だけを以って、中国の皆さんに嫌悪感を抱かないで頂きたいのです。多くの場合、中国の多くの国民は、政府により抑圧されながら生活している事実を知って欲しいのです。

 

 

まとめ

長年中国で仕事をして来ている筆者には、多くの中国人の友人がおります。結論を申し上げると、違いはあれど、我々とそうは変わらない普通の人たちが殆どだという事です。

日本で報道される中国像は、殆どが政治的な問題か、驚くべき事件ばかり。普通の中国の皆さんの生活の中にある喜怒哀楽は、殆ど報じられていません。ですから、反日や非常識な国というイメージが定着している感がありますが、実態はそうではありません。多くの中国の皆さんは、家族や友人を想い、仕事に打ち込み、政治に文句を言えず、経済成長した自負と共に、増えた収入で生活に潤いを求め、楽しく生きようと頑張っています。つまり我々日本人の生活とそう変わらないのです。

中国の皆さんとうまく付き合う秘訣は、壁を作らず胸襟を開く事です。これは中国の皆さんとの付き合い方だけではない、普遍的な原則です。それを守り、語り、歌い、協調し、苦労を共にし、共感を増やせば、そこには友好という文字しかありません。過去の筆者の既著をご紹介しておきますので、こちらもご参考にして戴けたら幸いです。

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中国人嫌いに見られる7つの苦手な理由とは?

1. メディアの報道で中国に悪いイメージがあるから

2. 大声で話してうるさいと思っているから

3. 信号を守らないなどマナーが悪いと思っているから

4. 爆買するなど価値がわからないと思っているから

5. 平気でコピーをするから

6. 謝らないから

7. 尖閣諸島や南シナ海の海洋権益を脅かしているから

 


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扇ガ谷 道房

家族で中国に駐在しておりました鎌倉在住のコンサルタントです。サッカー観戦、楽器演奏、腕時計収集、帽子、海外旅行、街歩きが趣味のおじさんです。中国に関するコンサル、講演、執筆、ガイド等も承ります。生身の中国を是非多くの皆さんに知って頂きたい想いでお仕事させて頂いております。どうぞ宜しくお願い致します。

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