中国・上海の治安は大丈夫?現地で安全に過ごす8つの注意事項!

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中国って治安悪そうだから少し心配…なんて思っていませんか?実は上海は、中国の中でも治安が大変良い所で、自分が少し気を付けてさえいれば、さほど心配することはありません。ではどんな所に気を付けていれば良いのか、筆者が上海10年間で蓄積した経験からお伝えいたします。

 

中国・上海の治安は大丈夫?現地で安全に過ごす8つの注意事項!

 

1. タクシーはトラブルの宝庫

最初に言っておきますが、良いタクシーはたくさんあります!とても親切な運転手にも数多く出会いました。が、悪い奴が一定数いるのも事実です。中国人ですら被害に遭うので、旅行者は特に気を付けてください。ここで、よくあるトラブルと対策をご紹介します。

1) 故意の遠回り、メーター改ざん
これは旅行者には判断しづらい所です。空港からホテルまでなど、ネットで予め情報を調べてられるものは調べておくと少し安心ですね。

2) 支払時のお札やカードすり替え
客がお札で支払うと、運転手がこっそり偽札とすり替え「これは偽札だ!」と言って返してきます。10元札や20元札は大丈夫ですが、100元札は少し気を付けた方が良いです。支払い時は目を離さないようにしましょう。交通カードも同様で、残金がないものとすり替えられたりします。筆者は予防策として、すり替えしづらくなるようシールをカードに貼っていました。

3) メーター額外の金額の要求
上海ではメーターの額通りに料金を払います。燃油代、荷物代、チップなど、メーター額外のものを要求されたら拒否してください。

タクシー領収書には料金の他、タクシー会社名や個体番号も記載されていますので、それがあればトラブルや忘れ物があった時にも対応がしやすくなります。携帯電話を車内に忘れた場合でも、わざわざ返しに来てくれる運転手もいます(もちろんそのまま見つからない場合も多いですが)。なので、下車時にはもらっておくことをおすすめします。「给我发票/ゲイウォーファーピャオ」と言えばOKです。

余談ですが、筆者の友人が、料金がおかしいと思ってもらった領収書を後でよく見てみると、個体番号の下数桁が塗りつぶされていました(笑)。

2. スリは多い

これは本当です。カバンの口を閉め、荷物からは目を離さないでください。スペインや南米のような、カバンをナイフで引き裂いて盗みを働く、というような荒々しい事はほぼないので、気を抜かなければまぁ大丈夫でしょう。

これも筆者友人談ですが、カフェで同僚と対面で座っていたにも関わらず、椅子の下に置いていたパソコンがなくなったと嘆いていました。

3. 歩行者は、車とバイクに気を付けて!

中国は日本と逆で「車優先」です。横断歩道の信号が青になっても、右折車両がどんどん突っ込んでくるので、歩行者はそれをかわしながら渡ります。バイクは無灯火が多いため、夜は注意してください。特に危ないのが電動バイクです。運転免許不要で誰でも乗れるので、(筆者の友人でも)泥酔のまま運転している人もいます。

道を渡る時は、車やバイクが歩行者に気を遣ってくれないものだと思い、安全をきちんと確認してから進んでくださいね。

 

 

4. ニコニコ話しかけてくる人は大抵詐欺

1) 日本語勉強中の女の子たち
出没エリアは主に南京東路の歩行者天国。狙われやすいのは男性。片言の日本語で話しかけてきて、観光案内してあげるとか何とかでお茶屋やレストランに連れて行き、そこで法外な値段を請求されるというもの。被害者は筆者の身近に多く、知合いのおじ様はお茶代3,000元(≒51,000円)、当時大学生だった筆者の従弟は500元(≒8,500円)払ったそうです……。

2) 愛想も身なりも良いたかり屋
ぴしっとスーツを纏った身なりの良い男性が、満面の笑みをたたえながら「すみません、財布を忘れてしまい、地下鉄代貸してくれませんか?怪しい者ではありません」と、ご丁寧に名刺まで用意しているというパターン。

スーツ男性の他にも色々いましたが、どれも共通しているのは超笑顔ということ。筆者はいつも「すみません中国語わかりません」と日本語で答えてさっさと通り過ぎていました(日本語で返すと相手もすぐ諦める)。人の良い日本人の某友人は、ちょっと現金を渡したらもっと、と何回か追加をせがまれ、結局100元(≒1,700円)程渡してしまったそうです。

とにかく、道端でいきなり声を掛けてきたら相手にしないのが一番です。

5. 女性一人でも怖くない上海の夜道

筆者(女)は20代前半から上海にいましたが、一度も深夜の一人歩きで怖い思いをしたことがありません。周りからもそのような事は聞いたことがないです。筆者の周囲の上海人女性たちも、一切気にしていない様子です。日本だと、東京でも大通りから一本中に入ると暗かったりしますが、上海は住宅街でも総じて明るいので、それもあるのでしょうか。

ただ、先ほど述べたように、車やバイクには気を付けてくださいね。あと、安全とは言え100%ではありませんから、あしからず。

6. 治安が悪化する時期

これは中国特有だと思いますが、旧正月の前は窃盗犯罪率がグンと上がります。出稼ぎ労働者たちが旧正月に実家へ帰る際、自分のメンツを保つために立派なお土産を用意しないといけません。そのためにお金が必要なのです。

とは言え強奪ではなくスリが主なので、自分の意識次第で防げる部分が大きいです。

7. 困った時の24時間日本語ホットライン「962288」

とにかく困った時には「962288」に電話しましょう。上海にいる外国人のお助け役、という位置づけのホットラインで、日本語以外にも様々な言語に対応したオペレーターが常に待機しています。

筆者はタクシーへのクレームで二度利用したことがあります。オペレーターが代理でタクシー会社に物申してくださったところ、忘れた頃にタクシー会社から電話があり(中国語)、悪い運転手だったからこんな罰を与えてやったよ!とか、いやいや運転手は悪くなくてお前が悪い!とか言われたのを覚えています(笑)。

8. 実際に被害に遭ったら?

保険に加入している上で盗難被害に遭ったら、後で保険金を請求するために公安で証明書を作成してもらうこともお忘れなく!中国語での事情聴取になりますが、20~30分程度でできます。ちなみに、盗られた物は絶対返ってきませんので諦めてください。

タクシーや詐欺は、旅行中の解決は難しいかもしれませんが、まずはホテルのスタッフや「962288」に相談してみてください。962288」は通訳などもしてくれるようです。

 

 

まとめ

盗まれたり騙されたりしたら、せっかくの旅行が台無しですよね。筆者も気が緩み、ふと見たら男性の手が私のカバンの中にあったとか、後ろに下げていたショルダーバッグのファスナーが空いて財布が半分出ていたとか、色々ありましたが、皆さんはこうならないよう、どうぞ気を引き締めて楽しんできてください!

 

中国・上海の治安は大丈夫?現地で安全に過ごす8つの注意事項!

1. タクシーはトラブルの宝庫

2. スリは多い

3. 歩行者は、車とバイクに気を付けて!

4. ニコニコ話しかけてくる人は大抵詐欺

5. 女性一人でも怖くない上海の夜道

6. 治安が悪化する時期

7. 困った時の24時間日本語ホットライン「962288」

8. 実際に被害に遭ったら?

 


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